銀河帝国分裂戦争当初より使用され続けた普及型戦闘倍力服の最級改良型で、約50万周期に渡り、現在の姿で使われている。
兵員に出来得る限り破壊力の大きな火器を持たせようとした用兵思想が生んだ倍力服は、防弾性と運動性を伴わせた結果、宇宙服としての機能を有するものとなって戦場に送り出された。
フレメンミック第772124921兵器廠において開発されたヌージャデル・シリーズの最終型<ガー>は宇宙空間での移動能力と戦場における機動性を最重視した結果、大型3連の推進エンジンを装備した。服とポッドの混血児のような姿となった。
防弾性と生還率を追求したゼントラーディのパワード・スーツは基本的には腕は操縦桿式となっており、両肩についたマニピュレータは交換式である。このため兵員は両腕を前にかまえたままの姿勢で戦場をかけずりまわらねばならず、使用には多少のなれを必要とするやっかいな兵器ではあったが、運動能力の高さはポッドとは比較にならず、また疲労度もリガードあたりよりはまだましで、他のリガード部隊あたりからは羨望の対象となる事が多い。
<ガー>はシステム的には比較的単純で、故障から廃棄される率も少なく、その方面からも標準兵器としての評価が高かった。 |
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